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キリシタンのあしあとを求めて各地を旅してめぐります♪

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春日神社

                              山口県浦上キリシタン関連史跡

改宗者が拝んだ神社


奈良の春日大社を本社とし、山口県北部では随一の歴史と格式を誇る古刹。
萩へ流されそこで改宗した浦上キリシタンが参詣した神社でもあります。

春日神社


萩へと流されて来た浦上キリシタンは、第一次が一家の家長ら66名、第二次がその家族134名の、合計300名でした。

第一次流配でやって来た家長である父や兄らは、3名(不改心のまま死亡1名、逃亡2名)を除いて全員が改心を申し立てました。

改心した証拠として、神社仏閣に詣でる必要があったので、萩随一の古刹であるこの神社に参詣して、改心の証とした信徒もいました。

鳥居


浦上キリシタンの流配と帰還に関して書かれた「浦上切支丹史」では、この家長たちの行いを「意気地がなかった」と切り捨てています。

しかしこの改心者たちのうちの11名は、前年に起こったキリシタン弾圧で長崎の桜町牢に入れられた者たちで、改心証文に捺印して出牢し、牢から出て改心戻し(棄教の取り消し)をするということを経験していました。

今回も前年と同様に、一時的に改宗することで問題を回避できると考えたとしてもおかしくありません。

社殿


転ばなかったがゆえに萩にまで流されて来たのに、改心して自らの信仰に傷をつけた痛みはどれほどだったでしょう。

明治6年に開放されて故郷に帰還した後、ほとんどの者がすぐに改心戻しをしました。

信仰の弱い者が、強い者より苦しまなかったと誰がいうことができるでしょうか。彼らの悲哀を思う時、心の奥まで見られる主に救いを求めずにはいられません。


春日神社

春日神社境内

春日神社説明板


 現地への行き方
萩バスセンターから循環バス「晋作くん」に乗って、「萩博物館前」下車、徒歩6分。



この地図は大体の位置を示すものです。訪問の際は現地の案内や地図で所在地を確認してください。

インフォメーション


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